星影のセレナーデ(二)婦人達の色香の巻

星影のセレナーデ(二)婦人達の色香の巻 表紙イメージ

[著者] 桜田靖

赤嶺洋は左翼の佐々とは付かず離れず、ノンポリの妙子とは親しくした。夏休みは間借りの恩から果物店で盆までスイカ配達のバイト、帰省の汽車賃を稼ぎに訪ねて来た佐々に市場の牛乳屋の拡販バイトを紹介した。その間、赤嶺は百貨店で中元配達のバイトする在日の中学生と親しくなり映画に連れて行き少年雑誌を買ってやったら、その子は父親からバイト代をくすねたと殴られ社会の格差を知った。夕涼みで近隣の婦人達のあれくれを見物、勝子ママから誘惑されるも光子小母さんに救われた。

定価:330円(本体300円+税10%)