星影のセレナーデ(四)別れと妄想の巻

星影のセレナーデ(四)別れと妄想の巻 表紙イメージ

[著者] 桜田靖

未亡人になった入江光子は、赤嶺が市場のアルバイトで知り合った人達を招いて送別会を開いた。近隣住民の光子の幼馴染の片山勝子はいかがわしいバーのママであえて招かなかったが仕事帰りに清水夫人と出会い送別会があった事を知り腹立ち紛れに宴の後へ押しかけた。光子と勝子と赤嶺は飲み直しをし、酔った女同士は喧嘩したが幼馴染のことで仲直りし三人で入浴した。その晩、赤嶺は夢幻に光子と一緒の布団にいた。実家に戻った光子とは永の別れになり、赤嶺は貿易英語研究部に入った。

定価:330円(本体300円+税10%)