[著者] 桜田靖
「警察お化け」
:城南署に配置になったばかりの神田巡査ら五人が独身寮で飲み会をした。ゲリラ事件発生のため一旦中断したが、飲み会を再開しに部屋へ戻ったら、先輩と思しき男がいて一緒に飲んだ。歌って騒いだら窓を開けていて騒音の苦情でお開きにし、後片付けしていたら男は消えていた。その男は昨秋の署員旅行で酔って怪我し退職した野曽利巡査に間違いなくすでに亡者だった。
※他に「巫女の紅い唇」収録。
:公男は勤め人で成功したが亡父宛の母の手紙を盗んだ悔いを抱いて生きた。
定価:330円(本体300円+税10%)