ザ・企画―売れる企画88

ザ・企画―売れる企画88 表紙イメージ

[著者] 富田眞司

いう時代では「物に対価」が払われてきましたが、物が充足し「心の充足」が重要になり、商品そのものより商品のもつ意味づけ(コンセプトといわれるもの)や戦略性が重要になってきたため、それを考える企画の重要性が増したからでしょう。
そのために企画に大金を支払う企業も増えてきました。知的所有権のクローズアップもあいまって、ますます企画への期待が高まっています。
■広告会社・メーカー・販売促進会社での経験を生かし執筆
景気の良いときは商売が順調なために、それほど企画が問題になりませんが、景気が下降になると、どういうわけか急に企画の重要性が叫ばれるようになります。<BR>売るための知恵が要求されるからでしょう。そうした社会のニーズを受けて「ザ・企画-売れる企画88」を執筆することになりました。筆者はまだ、企画の認識の低い時代から企画を志し、広告会社・メーカー・販売促進会社で一貫して企画の実務に携わり、「商品企画・事業企画・販促企画・広告企画」などを実践してきました。これらの経験を生かして、商売繁盛に役立つ実践的な企画をまとめました。
■売りの企画ノウハウを一冊にまとめる
企画と一口にいっても多くのジャンルがあり、必要とされる能力もそれぞれ違ってきます。そこで、全体を三つの構成とし、必要性にあった使い方ができるように工夫しました。
(1)企画のあらまし(第一章~第二章)
企画を志す人達に「企画とはどんな仕事で」「企画のポイントがどんなものか」を紹介。企画適性テストもあります。
(2)企画のノウハウ(第三章~第七章)
売りの企画88のサブタイトルに該当する頁。生活者の分析、販売、販売促進、広告などの企画ノウハウとそのヒントを紹介。
(3)企画ノウハウの応用(第八章)
売りの企画88の最後の88番目はノウハウの応用で、企画商品のプロダクトライフサイクルにあった使い方を紹介するもの。
さらに、企画ノウハウにあたる部分では、前半の「起きている現象」で現状を読み物風に紹介し、後半の「ヒット企画のヒント」で今後の課題と企画のヒントを紹介し、実践に役立てていただこうという構成になっています。
■企画を必要とする多くの人に役立ちたい
「企画の担当者だけが企画を勉強すればよい時代」は過ぎました。
今や、「営業マンも企画の提案」なくては販売ができません。
「経営者にも企画の発想」が必要です。
「商店主や自営業者にも企画は必要不可欠」な時代になってきました。
まして、「ビジネスの新人の教育に企画が必要」なことはいうまでもありません。
「一億総企画マン時代」到来といっても、決して過言ではないでしょう。
『ザ・企画1ー売れる企画88』が少しでも皆さんのお役に立てば幸甚です。
(「まえがき」より)

定価:660円(本体600円+税10%)